2007年4月15日(日)
秩父ツーリングのついでにお宝チェックの巻

朝8時。例によって道の駅あんぎょうにて待ち合わせ。軽くルートの相談をしてシュパーツ。
R298→R254→R463→R299。そして顔振峠から奥武蔵グリーンラインへ。センターラインは無いし路面はガタガタだし、穴は開いているし、対向車はど真中を走ってくるし、なんか疲れた。


ここは傘杉峠付近。ここまで一気に走ってきてちょうど2時間ぐらい。

この写真を撮ったあと、この先にある茶屋の自販機で飲み物を買い、喉を潤す。そういえばR299を走っていたら珍がたくさんいた。筑波山にもたくさん湧いていたが、珍は秩父にも湧くのか。


軽く休憩して再び出発。
大野峠から白石峠へ抜け、定峰へと行くはずが道を間違えてしまう。路面は荒れ放題、Gアクのタイヤは滑り放題。攻めているわけでもないのにセンタースタンドをガリガリっと擦ってしまう。なんかこわい。全然気持ちいい走りができない。こんな道イヤだと思っていたら公園のような場所を発見。桜の木がたくさんあり、まだ少し花が残っている。これが満開だったらさぞかし綺麗だろうなぁと思いつつ華麗にスルー。俺は腹が減っているんだ。早くメシを食いたい。

山を降りるとすぐにR299に出た。そこから道の駅ちちぶはすぐソコだ。晴れた日曜ということで、けっこうな混雑ぶり。ワロスさんは名物の岩魚鮨を買っていた。おいらはこういうのは苦手なのでサンドイッチと秩父コロッケ(200円)を購入。売店前のテーブルが空いていたのでマッタリとランチタイムな俺ら。


秩父コロッケ。普通のコロッケよりでかい。そしてうまい。ちょっと感動。ソースをつけなくてもおいしいし、衣もサクサクで、個人的には大まんぞk

ここでルートの相談。秩父にきたついでに、お宝がロストしていないか確認したいとワロスさんに提案。付き合ってくれるというので、お宝を目指して出発。R140を西へ。彩甲斐街道はオモロイ。車さえいなければなーとか思いつつ走っていた俺ガイル。

大きなループ橋を渡り、寒ーい大峰トンネルを抜けてすぐに左折。秩父往還に入る。センターラインのない道を昼間走るのは疲れる。なんかコーナーに入ったところで石がゴロゴロ落ちているところもあって、ちょっと恐かったけど、まもなく秩父湖にかかる吊り橋に到着。



この吊り橋はフェンスが低い。その気になれば「なおるよ!」とか言いながらダイブできそうだ。


吊り橋を渡り、お宝を確認。まだあるかなー?

なんじゃこりゃー!

風で出てきちゃったのか?吊り橋を振動でギシギシアンアンと揺らされて出てきちゃったのか?真相は不明だが、思いっきり目立つところに出ちゃってるよ。これはマズイので埋蔵場所を変更することに。どこに隠そうかなーとキョロキョロしていたら、いいところを見つけた。さすがだよな俺ら。


この大きな石の下に空間があり・・・


その中にポイっと。でもこのままでは丸見えイヤンなので・・・


小石で蓋をしてみた。これでおkでしょ。たぶん。



サテ。埋蔵も済ませたし、ちょっとここで休憩していこうかねぇ・・・と、しばし日向ぼっこする俺ら。湖を見ると、カワサキじゃなくてワカサギみたいな魚がたくさんいた。秩父湖はダム湖。ダム湖にありがちなパターンで、ここにはその昔は民家があったみたいで、電柱やたくさんの木が沈んでいる。かつてのここの住人だった人たちのドラマに思いを馳せてみ・・・たりはすることもなく。暖かくて眠くなってきちゃうので出発。

秩父往還を、さっき来た方へと戻る。R140に出て、再び寒ーい大峰トンネルを抜ける。トンネルを抜けたらすぐに左折。県道210号へ。なんかこの道は広くて、路面も荒れていなくてステキ。やらしいコーナーもなく、ひょいっと姿勢を決めたらあとはグググイっと開けていけば気持ちよく曲がっていける。この面白さまさに天国。とはいえGアクでは全然大したペースではないのだが・・・それはともかくこの道はかなりオヌヌメ。

ずーっとまっすぐ走っていくと中津川林道になるのだが、俺らは途中で右折。八丁峠からR299志賀坂峠を経てR462へと抜けるのだ。県道210号と中津川林道の分岐点を過ぎると、センターラインはなくなり、路面は荒れ始める。ブラインドコーナー、左側はデコボコの壁。崖崩れや落石でもあったら痛そうだ。この荒れ具合、まさに地獄。

分岐点からくねくねと2キロほど走ると、上野大滝林道と金山志賀坂林道の分岐点に着く。俺らはここを右に曲がる。曲がるとすぐにトンネルになるのだが、手堀り風味満点のこのトンネル、なんかネズミーランドのスプラッシュマウンテンの最後の上りみたいな感じ。これを抜けたら一気に水に向かって落ちていくのかなーとか考えてしまうくらいだた。

トンネルを出ると日窯鉱山があるのだが、廃屋がたくさんあって、夜中に来たら怖いなーとオモタ。それから少し走ると、「こ、この先通行止めなんだからね!」という看板が。どうやら崖崩れらしい。車だったら諦めるところだが、2輪なら行けるんじゃね?という意見が一致。とりあえず崖崩れの現場まで行ってみることに。クマー出没注意!という看板もあり、そんなエサに俺様がクマーとか思いつつ荒れた路面に気を遣いつつ走る。すると・・・


こ、これは確かに通行止めになるわな。バイク1台分の余裕しかなく、ジムニーでも通れまい。


写真だと車でも通れそうに見えるが、この大きな石の右側60〜70センチぐらいまでが道で、そこから外は草に覆われているが実は川に向かってまっしぐらという罠が仕掛けてあるので、決して車で通ってはいけない。




写真を撮って再び走行開始。道は相変わらず荒れ放題。軽い崖崩れを起こしている場所もたくさんあった。早く終わらないかなと思いながらゆっくり走っていると、またトンネルが。まーっすぐなこのトンネル。今度はちゃんと作ってあった。トンネルを出ると、右側の視界が開けた。遠く下のほうに見えるのは、小鹿野町。あとでマップルを見てみたら、八丁峠は1240メートルらしい。トンネルだからもっと低いはずなんだけど、それでもけっこうな高さだ。

下りながら、走ってきた方面を振り返ってみる。なんていうかもうね、俺らこの山を越えてきたのかー・・・と、軽く感動した。天国と地獄を味わって、アトラクションみたいな道を走ってきたからかもしれない。普通の道を走っただけでは、この感動は味わえないだろう。

それからも、まるで罰ゲームのような路面状態の道を走り、国道マダー?(チンチン)と言いたくなってきた頃に、最後の試練・・・というか笑いが訪れた。ヘルメットの中で思わず「なんじゃこりゃー」と叫ぶ俺。



この倒木。見事である。軽自動車ならググるいやくぐることができるかもしれないが、早く撤去しろよサイタマー。
さいたまやる気ねぇなと二人で笑う。


その後まもなく国道に出た。やーっと国道に出たぜ!と、安心する俺。センターラインもあるしなんか気持ちよくね?いい道じゃね?とか思いつつスンスンスン♪と走る俺ら。ワロスさんと一緒だとなんか楽。これくらいで入っても何事もなくついてきてくれるという安心感。地獄から抜け出してそろそろライダーズハイみたいな感じになってきた俺。

み な ぎ っ て き た ぜwwwwwwww

とか思っちゃって華麗にコーナリンガリガリガリ・・・あれ?またスタンド擦ってますよ。激しく攻めてないですよ?まだハングオンもしてませんよ?普通に気持ちよく曲がろうとしているだけですよ?なのになんで擦るですか。ちょっと速度の乗るコーナーでギャップやわだちがあるとリアサスがぼよんぼよんと跳ねて目線が落ち着きません。

気持ちよくないのでもういいやバーヤバーヤと思ってマッタリ走行。峠道も終わり、民家も増えてきた。自販機を見つけて、そういえば喉が渇いた。オイル補充もしたいと思い、ここで休憩することに。マップルを見て現在地を確認。道を間違えてるーっ。るーっ。るーっ。

予定では、金山志賀坂林道→R299を左折→R462を右折→神流湖というはずが、脳内で「国道を右折、国道を右折・・・」と呪文のように繰り返していたために、林道を出てすぐ右折してしまったのだ。そこはR299。そう、俺たちは秩父に戻っていたのだった。

間違えてしまったものは仕方がない(どーん)。反省と謝罪はするけど賠償はしません。ということでこのままR299を秩父方面へ。正丸トンネル手前の県道53号から山伏峠を抜けて帰ろうということにしていざ出発。だがこれがげいいn(なぜかry)で再び地獄を味わうことになるとは思わなんだ。

R299とR140の交差点付近から、けっこうな渋滞が始まっていた。そういえば帰りはいつもこんなだったよなーとか思ってももう遅いのですよ。渋滞といっても大した距離ではないのでこのままハマることにする。

道の駅あしがくぼを通過する頃には流れもよくなる。しかしなんか急に寒くなってキタ。gkbr震えながら走る俺。山伏峠では、もうスローペース。フルノーマルのGアクのコーナリングはもうイヤ。寒いし車も多いし、もうゆっくり走るんだから!

そんなわけで街中に入ってからもマッタリと走行。すり抜けもほとんどなく、ゆるーく帰ってきますた。家に着いて総走行距離を確認したら、300,9キロ。一般道で300キロ(渋滞あり)はなんかいい感じの疲れ具合ですな。レポートを書き上げようとPCのスイッチに手を伸ばしかけるも、激しい睡魔に襲われて撃沈。


というわけで今回も、事故もなく無事に帰ってくる事ができてヨカタ。



注:文中に大げさな表現がありますが、あくまで大げさな表現をしているだけ、またはフィクション、またはイメージです。このグル珍がー!とか言わないように。公道では法定速度を守りませう。